「JOIN 移住・交流&地域おこしフェア 2019」で移住先と地域おこし協力隊の候補を検討した
地方移住に向けて、「JOIN 移住・交流&地域おこしフェア 2019」に行ってきました。
イベント概要
北海道から沖縄まで全国約500の団体が出展!今回新しく設置したセンターブースや移住・交流相談ブース、地域おこし協力隊募集ブースでは、その地域にはどんな魅力があり、どんなことに力を入れているかなど、地元の人から直接話を聞くことができます。また、事前に自分の興味とピッタリ合った地域を紹介するマッチング診断をご用意。「自分にあった地域」を探すきっかけとしてご活用ください。さらに、ご当地駅弁を販売する「全国駅弁祭り!」や先着順の特産品プレゼントなどの企画が盛りだくさん!
おそらく国内最大の移住イベントですね。
全国の自治体が集まるイベントもそう多くありません。
参加した目的
- 移住先探し
- 地域おこし協力隊の業務内容を知る
- 未来の移住先に顔を売っておく
訪問したブース(訪問順)
事前にイベントのページから各自治体をチェックして、協力隊の募集をしていて魅力的な自治体を4つピックアップしておいたので、そこを訪問しました。
それぞれについて書いていきます。
高知県四万十町
ネームバリューと、地域おこし協力隊が16名活動中という規模感が魅力で訪問しました。
協力隊の規模が大きいだけあって、担当者も熱意のある素晴らしい方で色々と裏事情まで教えてくれました。
仕事もばりばりこなしそうだなという印象で、移住して一緒に働きたいと思える方。
地方移住で気になるのは地域に馴染めるかというところですが、四万十でもごく一部の方は馴染めなかったそうです。
原因を聞いてみると、移住者が約束を守らなかったり勝手に事業を進めたりといったことがあったとのこと。
移住に失敗するのは地域住民ではなく、移住者に原因があることが多いみたいですね。
また、四万十町は協力隊だけでなく「高校魅力化支援隊」というものも募集していました。
教師にならずとも教育現場に携われるのはとてもレアなのではないでしょうか。
協力隊と同じく、月額16.6万円で月124時間(週4日)
各種手当ありなので条件も悪くなさそうです。
それと、自治体のパンフレットを見ていて面白そうだったのが「クラインガルテンしまんと」というものです。
クラインガルテンという言葉を初めて知ったのですが、農地のレンタルサービスで、滞在型もあるようです。
クラインガルテンとは、ドイツで盛んな200年の歴史をもつ農地の賃借制度のことを言います。日本語に訳すると「小さな庭」ですが、「市民農園」もしくは「滞在型市民農園」とも言われています。一区画の平均面積は100坪程でラウベと呼ばれる家屋があり、そこで家庭菜園やガーデニングが行われています。別荘、セカンドハウス感覚で借りる人やグループで借りる人もいます。プチ田舎暮らし・スローライフをしてみたい人に最適です。
四万十のクラインガルテンは、居住できる小屋が秘密基地のような雰囲気で、コミュニティとしても面白い人が集まってくるのではないかと思います。
協力隊をしながら農業をしてみるのもありだと思いました。
熊本県菊池市
菊池市は、以前参加したイベント↓で興味を持ちました。
協力隊の待遇が抜群で(週4日勤務で20万円!)、協力隊の方々が尊敬できる方だったのです。
が、今日の担当者は淡々と受け答えされるような方で、あまり話は聞きませんでした。
菊池市のいいところは協力隊の方の人柄と待遇に惹かれただけであって、住みたいかといわれるとそうでもないかなーと思ってきてます。
鹿児島県錦江町(きんこうちょう)
続いて鹿児島県の錦江町のブースに行きました。
仲が良さそうな女性3人組が説明してくれたのですが、方言交じりの3人から人の良さがあふれまくってました。
錦江町の人の良さを語っているときに目がキラキラしてたので、地域としていい人が多いのは間違いないなと思いました。
南国らしいまったりした雰囲気もどこか感じられました。
錦江町の協力隊には「まちデータサイエンティスト」という少し変わった募集がありました。
今後のまちづくりをしていく中で欠かせない情報分析ですが、現在、情報は町内に散在している現状があります。そこで、膨大かつ散在している農業や産業、教育、観光など様々な町内データを統合的に収集・分析を行っていただきます。
割と好きな、得意な分野だなと。
ただ、雑用・作業っぽい気がするのでスキルは全くつきそうになく、そこが残念なところ。
熊本県津奈木町(つなぎまち)
最後に、協力隊の業務が幅広そうだった津奈木町に行きました。
業務内容は下記の4つで、得意なところを自由にやるようなスタンスだそうです。
- 移住定住コーディネート業務
- 情報発信サイトの管理及び情報配信業務
- つなぎ百貨同を中心とした農産物等の販路拡大とブランド化業務
- 小さくて強い産業づくり推進業務
担当の方は口下手な第一印象ではありましたが、最後の方は町の魅力をあふれるように語って頂きました。
津奈木町は芸術に力を入れており、素敵な美術館がありました。
それと協力隊の補助が他よりよさそうでした(給与は普通でしたが)。
- 週5日勤務で18万円
- 家賃5万円補助、敷金礼金とかで初期費用補助15万円
- 車代で月4.5万円
- 自宅のインターネットで7千円
いずれも最大額ですが、なかなか手厚いですよね。
4つのブースを訪問してみて
就活と同じで担当者が街の顔になるんだなと感じました。
企業の採用担当と一緒でその人熱意とプレゼンスキルでその町が魅力的に感じるかは大きく変わりました。
移住の候補地としては四万十町と錦江町が候補となりました。菊池市は前の仕事バーで協力隊の方がとても魅力的でしたが、町自体に魅力は感じることができませんでした。
ひとまず交通費補助が2.5万円出る四万十町を、3月に訪問してみようと思います(他にも四国の地域1,2個も)。
「JOIN 移住・交流&地域おこしフェア 2019」に参加してよかった
500もの自治体が参加している中、4つしか訪問しませんでしたが、なんとなく各自治体の傾向はつかめました。
また、自分が住みたい地域はどんなものか、どんな協力隊に応募したいかというのが具体化されました(これはまた別記事で)。
今後さらに具体化していけば、どこかのタイミングでビビっとくる地域が見つかるはず。
来年もまた参加します。