意味のある努力をしよう【努力のベクトル、方向性を間違えるな】
はじめに
けっこう前ですが、「今でしょ」の林先生が努力はベクトルだと言っていたのがなんとなくですが印象に残っていました。
『「努力は裏切らない」という言葉があります。この言葉そのものは間違っていませんが、実は、少し補足が必要な言葉なのです。どう補えばよいかと言えば、「正しい方向でなされた努力は裏切らない」とすべきなのです。努力は、単に量だけでなく、方向性をもっているのです。このように、量だけでなく、方向性をもった大きさのことをベクトルと言いますが、努力はまさにベクトル量なのです』~『今やる人になる40の習慣』林修著より引用~
この話が最近ようやく自分事として考えられるようになったのでシェアします。
みなさんが過去の失敗、成功について振り返るきっかけになればと思います。
努力のベクトルを考えないとまずい
会社員であれば、会社がある程度のベクトルの方向を示してくれていて、そこから外れなければ会社員として成功はできると思います(会社が潰れない限りですが…)。
しかし、会社を辞めて自分で稼ごうとしたとき、自分はどこに向かって努力をすればいいのかわからなくなってしまいました。
ブログを書いたり、セミナーに行ったりと努力はしているものの、それが成果に結びつく気配がない。
「努力の方向性について本気で考えないと」と思ったわけです。
過去の成功、失敗を振り返るとすべて「努力のベクトル」で理由が説明できた
過去の自分を振り返ると失敗、成功それぞれの原因は努力のベクトルにありました。
【失敗談】毎日サッカーの自主練習も実らず
私は小中高と10年ほどサッカーをしていました。
練習がだいたい週3日ほどあったのですが、練習がない日も毎日1人ボールを蹴っていました(リフティング、ロングキックがメイン)。
リフティングは1万回以上続けられ、ロングキックもチームの誰よりも上手くなったのですが、中の中ほどの選手にしかなれませんでした。
なぜかというと、これらの技術がサッカーの試合で生かされるのはごくごく一部の場面だけだったのです。
試合中にリフティングをすることはないですし、ロングキックも一試合で数回しかすることがありません。
努力の方向性がずれていたことで、1学年十数万人もいる高校サッカー選手の中に完全に埋もれてしまったのです。
【成功談】コンテストで県代表となり一躍人気バンドに
上記のようにサッカーは思うように上達しなかったので、高2のときのケガをきっかけに辞めてしまいました。
その代わり、ちょっと前から始めていたギターでバンドを組みました。
気の合う仲間と曲を作って、ライブをたくさんして、とサッカーに向けていた努力をバンドに注ぎました。
かっこいい曲を作ってかっこいいライブをして(そしてモテたい)と、活動を続けていたところ、あるテレビ番組のコンテストで県代表に選ばれ、ライブに200人集まったり、CDが数百枚売れたり、とそこそこの成功を収めることができました。
「かっこいい」をまっすぐに目指した結果、それが成果としてストレートに表れ、高校生バンドマンとしては突出する存在になることができたのです。
(その後大学生になると競合バンドが増えて、埋もれてしまいましたが…)
過去事例から学んだこと
上記の失敗、成功から3つの学びを得ることができました。
- 努力する目的を忘れない(リフティングではなくサッカーの上達を目指す)
- 自分が得意なことで勝負する(サッカー、バンドの適性)
- 競合が少ない分野を選ぶ(高校生バンドマンの希少性)
まとめ
みなさんも努力のベクトルの方向が間違っているということはないでしょうか。
- 英会話ができるようになりたいのにTOEICの勉強をしている
- 仕事ができるようになりたいのに資格の勉強ばかりしている
- ブログ収益化を目指しているのに自分語りばっかりしている(私のことだ。)
過去の自分の事例を振り返り、未来に生かしていきましょう。
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