【書評】「SOUP―チームとカルチャーを育むレシピ」を読んでおいしいスープを作り出そう

Seedにつづいて、ジョン・ゴードンさんの「SOUP―チームとカルチャーを育むレシピ」を読んでみました。

 

Seedの書評はこちらから↓

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あらすじ

低迷を続ける大企業、スープ・インクのCEOに就任したナンシー。そんなある日、ランチに立ち寄ったスープハウスで驚くほど美味しいスープに出合う。そのスープを作っていたのは、「味の秘訣はこの私」と話すグランマ(おばあちゃん)だった。買収の危機に瀕する会社を救うため、グランマのレシピを手にナンシーの奮闘が始まる―。

愛情たっぷりのグランマと、MBA出身のピーターの協力で、ナンシーがスープ・インクを変えていくという話です。

 

「チーム」と「カルチャー」を育むレシピ

本書の中で出てくるチーム作りの秘訣がこちらです。

 スープ作りとかけて、チーム作りを教わっていきます。

  1. お鍋をかき混ぜるのは「愛」なのです
  2. まずは、明るいまなざしを入れましょう
  3. つくりたいのはどんな味?決め手のビジョンを加えましょう
  4. 味のベースは信頼です
  5. ポジティブなコミュニケーションをひたひたになるまで足して、足して、足して・・・
  6. そこに率直さと誠実さを山もりいっぱい
  7. さあ、スープを濾してみましょう。選び取った人間関係は入っていますか?
  8. 励ましのスパイスでやる気を引き出したらスープの力を信じて任せ、じっくり見守ります
  9. 感謝をなみなみと注いだら
  10. 情熱に火をつけて・・・
  11. あとはぐつぐつ煮込めばできあがり!!

これを見ただけでは、内容はよくわからないでしょう。

簡単に言うと、チームのリーダーが愛を持って接することでチームを変えられるということ。

 

感想

この本から受け取った最大のメッセージは、「リーダーが変わらないとチームは変わらない」ということです。

今、私は職場の自チームを変えようと奮闘しているのですが、メンバー全員で変わっていくことを意識しすぎて、自分が変わって、変えていくという意識があまり持てていませんでした。

変化を起こしていくには、横一線ではやはり時間がかかっています。誰かが先頭に立って、手本となって変えていかなければチームは変わらない。

そして、リーダーは愛のおたまでチームをかき混ぜていかなくべき。

そんなことをこの本から学びました。

 

まとめ

Seed同様、ジョン・ゴードンさんの文章はすっと頭に入ってきて、主人公の成功体験を自分のことのように感じることができます。

職場の人にちょっと優しくなれる、リーダーの方であれば「愛」でチームを変えていける、そんな本でした。

 

 

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