【書評】「GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代」を読んでみた

 

色んなところで話題になっている本、「GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代」を読んでみました。

仕事でもそうですが、同棲を始めた彼女と家事を押し付け合うようなことがあり、本書のギバーとしての考え方を身に付けたかったため読んでみました。

お互いに

ギバーになれば気持ちよく過ごせるのではないかという視点で読んでみました。

 

こんな人におすすめ

  • 夫婦・カップルで(お互いに助け合う良好な関係を築きたい)
  • 仕事が増えるのが嫌だ(チーム全員が進んで仕事する雰囲気にしたい)
  • 損得を考えずに人に親切にしたい

 

本に書いてあること

人間の3つのタイプに分かれており、ギバーが最も成功する。

  • ギバー(人に惜しみなく与える人)
  • イカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)
  • マッチャー(損得のバランスを考える人)

 しかしギバーには最も成功から遠くなる場合もあるので気を付けなければならないそうだ。

 

疑問:ギバーは損するのでは?なぜギバーはギバーでいられるの?

読み進めて感じた疑問ですが、ギバーは損するのではないかということです。

この疑問も見事に解決してくれました。

成功するギバーとは、他人に与えるのを喜びとしつつも、自分の目的や成長意識をしっかりと持っているタイプです。

自分のなかの軸をベースにして、「誰を助けるか?」を決めていくので損するという感覚はなく、自分も周りも幸せにしていけるのです。

たしかに自分のことしか考えていないときはテイカーになりがちですが、目指すべき自分にわくわくできていればギバーのような振る舞いができています。

 

とはいえ、どうしようもないテイカーにギブし続けるのは得策ではありません。

 そういうときはギバーではなくマッチャーになってバランスをとる必要がありそうです。

 

自分はギバーかテイカーか

ギバーかテイカーか、マッチャーかは場面によって使い分けることが多いのですが、自分がどうなのか気になりませんか?

なんとアダムグラントさん本家のサイトで診断することができるんです。

www.adamgrant.net

英語サイトですが、そんなに難しい英語ではないので頑張れば読めると思います。

こんな感じの3択の質問が15問あります。

A new colleague joins your organization in a different department. When you meet her, she mentions that her husband is searching for a job and doesn't have many contacts in the area. She asks if you happen to know anyone at Kramerica Industries, a local firm, and you say yes. The next day, you remember that you have connections at three other local companies that do very similar work to Kramerica's. What would you do?

・Put her husband in touch with all four companies 

・Find out if there are ways that she or her husband can do me a favor, and then decide whether to connect her only with Kramerica or with the other three as well 

・Put her husband in touch with Kramerica, and see what type of impression he makes before deciding about the other three

 

結果はこんな感じでした。

ギバー気質の日本人からするとテイカーよりですかね。。

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ギバー テイカー マッチャー 診断

 

まとめ

ギバーになろうなろうと思ってもなかなかなれないもの。

自分の目指すべき姿をしっかり考えて、周りも巻き込んでいけばギバーとして成功できるのではと思います。

ケチケチしてしまいそうなときはどんな状態を目指しているか考える癖をつけていきましょう!