【書評】「「超」文章法」は、執筆の過程を考えるとおもしろい
最近読んだ本「「超」文章法」の書評です。
「超」文章法に書いてあること
この本で筆者が伝えたいこと
それは、「メッセージが一番大事」ということです。
本の構成も1章でメッセージの重要性を述べて、その後具体的な方法論を2-7章で述べています。
目次
目次はこんな感じです。
- メッセージこそ重要だ
- 骨組みを作る
- 内容面のプロット
- 形式面の構成
- 筋力増強 説得力を強める
- 化粧する
- わかりにくい文章と闘う
- 100回でも推敲する
- 始めればできる
発信することで理解が深まる
この本で一番刺激を受けたことはこれです。
「発信することで理解が深まる」
著者も、この本を書くまでは自分の文章法ができあがっていなかったそうです。
執筆しながら、自分の頭の中を整理して一冊の本に仕上げています。
こういう本を書く人は、元から頭の中がきれいに整理されていて、それを本にするだけだと思っていたのですが、違ったようです。
誰もが頭の中に自分の経験や考え方があって、それを他人に伝えることができるかは、いかに自分と向き合ってきたか、頭の中を整理してきたかによります。
私も今の頭の中を整理しながらブログ等で発信していきたいと思います。
おすすめできる人、おすすめの読み方
内容としてはあまり重いものではないので、誰にでもおすすめできます。
ブロガーの方は論文的な書き方を学べますし、論文を書くような方はメッセージについて改めて考えさせられると思います。
おすすめの読み方は、1章「メッセージこそ重要だ」をしっかり読み込み、それ以降は気になるところだけ読むという方法です。
この本自体もとても内容が整理されており、各章のまとめ部分だけ見ても概要がわかるようになっています。
1章以外はその他の専門的な本で学ぶ方がよいかもしれません。